イノセンス

買い物の途中で時間があったので見てきた。内容的にはバトーのハナシの様な宣伝がされているけれど、劇場版第二作といったほうがしっくりくる、というかソレだ。SAC とかPS2 版ゲームとか畳掛け具合は素晴らしい。
しかし「人間に酷似した人間以外の知性と人間社会」ってのは久々に思い出したテーマだったり。個人的には随分入れ込んでいるネタであるし、ソレを扱った作品も幾つかあったような思い出があるけれど、ふと周りを見渡して見るともうあまり見かけない。もうめんどくさくて(例えば、どうせすぐ現実になるとかで)投げ出してしまっているというところか。あとはオレのアンテナが低くなってしまったせいで面白いものを逃しているのか。

ちなみに人間の(コンピュータネットワークに属することなどによる)幼年期の終わりは、人間の問題なのであまり深く考えたことはなかった。攻殻の世界ではいい加減な技術、もしくは予測不可能な技術力の進行のためか(単なる演出のためというはマンガなので言ってはいけない)異様に脆弱なシステムが社会を支配している。一手先だけを読んでいたらきっとああなってしまうと思うので、もう少し先を読んで行きたいものだと思ったり。