ローレライ

観てきた。あのヴォリュームを映画化するとなるとやはり薄口(というかダイジェスト)になってしまうのか。考え方を変えると映画向けの原作を依頼してアレが出来上がってきたら途方に暮れるかもしれない…。でも伊507は新鋭の潜水艦ではないし(このセリフはわざとか?)、パウラはただ漠然とあそこまできたわけでもないし、なんで清永はあんなことになるのかとかその他気になるところは多い。映画だけを観た人にはぜひ小説のほうも読んでいただきたいところ。あの迫力ある映像を見た後だと余計に面白く読めるかもしれない。しっとりじっくりと語られている。と原作を読んだ後に観たのでこんなシコリの残る感想だけれど、面白いと思う。

それにしてもパウラ役の香椎由宇がすごいかわいいしカッコイイ。水密服の上にマント羽織ったとこなんかはどこの秘密工作員だかってカンジだ。エンドロールを眺めていると水密服のデザインは出渕裕。なるほど。