ポストガール

4巻で終了。人間に似た姿かたちと人間に似た思考パターンを与えられた郵便配達機械(噛み砕いて言うと美少女ロボ)の話。最初は時雨沢著の様な皮肉モノかと思って読み始めたシリーズだけれど変に微妙。機械への対応としてキツくなり過ぎず、馴れ合い過ぎずのヌルい話なので正直グっとくるものは無かった。それが4冊も重なると、想い出も積み重なりこの変なバランスも絶妙な気がしてくる。厳しくて後味悪いだけのよりはずっといい気分だ。ラストの茶番もとても悪くない。いいシリーズだった。