百鬼夜翔 霧が惑う暗夜

シリーズ完結、になるはずだったのだけれど3部作の中ということになっていた。次は3月との事なのでたのしみ。
妖怪の認知をかけた大闘争というネタなのだけれど、百鬼はそれがテーマのようだったので自然でもあり、幾分シツコいと感じるところもあったり。あとは妖魔夜行の時のように独立した小エピソードというのは多くないので、あっというまにクライマックスにたどり着いた印象がある。実際刊行ペースも速かったのかもしれない。
後書きによると「あっとおどろくような、どんでんがえしはない」との事だけれど、それはグループSNEの伝統みたいなものなので、だれもそんな展開は期待してないだろう。