キング・アーサー

それは西洋最大の伝説、アーサー王は実は女性だった!などという話ではなかった。マロリーのアーサー王伝説の裏側にはこんなエピソードがあったのでは?的な作りの新解釈創作。物語の始まりから「そうなの!?」的な始まり方である。あと鎧や武器・農具など小道具や美術設定がやけに凝っていてファンタジーが混じってる指輪物語とはまた違った味(本作はファンタジー要素は皆無)。魔術師マーリンのメテオストライクが炸裂!などイってる部分もあるけど。結局スッキリせずに地味に纏まってしまっていて、謎多きアーサー王を語るにしてはヴォリューム感が無い。こういうのもいいけど、伝説級のストーリィも観てみたかった。